金葉表

○乃ち其の表奏を進む。(貢使が京に至らば、先

お およ それぞれ

に禮部に於いて表を進む。貢使曁び從官は各 本

四譯館 禮部

國の朝服を服し、館より部に赴き、階を升り皆な

ひざまず

跪 けり。正使は表を奉じて會同四譯館卿に授け、

取りつ

[會同四譯館卿が]轉 ひで禮部堂官に授く。正使以下、三跪九叩頭の禮を行なひ、儀制司官が表を奉じて退

提出 おくりわた

く。次の日に奏を具 して内閣に送交 す。如し、金葉表に係らば、内閣によりて収受して後、即ち

禮部 よ

に上届の進む所の者を將って交出し、部に由り内

おくりわた も

務府に送交 す。如し貢使の呈明して、國王の命を



奉けて表文・方物をばそれ親しく獻ぜんことを願

ふ者あらば、旨を得て、其の親しく獻ずることを

ゆる とりつ とも准さるれば、[禮部は]轉 ひで貢使に知らすと並に該の國王に知照するなり。)

(「欽定大清會典」巻三十九・主客清吏司〇四〇八頁)