勤學(参照:存留通事)

○留学生のうち滞在期限七か年を過ぎたものはいない旨の報告。

おお お勤學人滞在年数の儀、七ケ年限り仰せ定め置かれ候

つ あ そうろふかた いた

に付きては、年限相い過ぎ候 方、帰帆致され候

さるたつどし わ おお こ お おもむき つかま

様、去辰年、分けて仰せ越し置かれし趣 承知仕

つ よ あ ただ

り候。これに依り、相い糺し候処、年限過ぎ候者

まか お

罷り居り申さず候。此の旨仰せ上げられくださるべく候。以上。

 辰四月廿六日[甲辰:道光二十四年、一八四四]

普久嶺里之子親雲上[存留通事金邦俊]

 右の通り承る届け申し候。以上

辰四月廿六日

        神山親雲上[進貢正議大夫魏恭儉]

伊志嶺親雲上[進貢耳目官向紹元]

 表御方

  御取次衆