広儲司

○六庫は各国からの進貢物を受理するが、その事務は六庫を管轄する広儲司が担当処理することになってる。そのため琉球国の毎次進貢の記録は広儲司の呈稿[呈稿は内務府所属の各堂・各司の官吏が総管内務府大臣宛に上呈した各種業務報告である。]から数多く見いだすことができる。現存する広儲司の呈稿は乾隆期から宣統期までの二万余件である。(「歴代寶案研究・第2号」「明清档案と中琉関係史料の構成について」)