斬刑

○斬刑を受けることは身体の部分でひき離されることであるから、シナでは恥ずかしい死にかたなのである。逆に柱の上で絞殺に処せられることは

穏やかな、そしてほとんど名誉あるものと言っていい死にかたである。

(「イエズス会士中国書簡集4・社会編」九〇頁備考三、『東洋文庫・平凡社』)