主客清吏使<br>
○郎中は満州一人、蒙古一人、漢人一人なり。員外郎は宗室一人、満州一人なり。主事は満州一人、漢人一人なり。<br>
   諸外国  みつぎもの 冊封と齎賜<br>
○四裔の職貢・封齎 の事、霍［安徽省六安州霍山縣］の茶、則ち其の歳額を稽すること、実録・玉牒の告成のときの頒賞のことを掌る。<br>
○凡そ四裔の朝貢國は、曰く朝鮮、曰く琉球、曰く越南、曰く南掌、曰く暹羅、曰く蘓禄、曰く緬<br>
                  ゆきき<br>
甸、と。餘國は則ち通 して互市するなり。<br>
            それぞれ<br>
○凡そ入貢は各  、その期を定むるなり。凡そ貢<br>
                  しかる後<br>
使が至れば以聞す。乃  、其の表奏を進め、その<br>
      オクル             順序を定める貢物を達し、その朝儀を叙    し、其の例賞を給<br>
              支給        救　　恤<br>
し、其の供具を支し、其の�｡�｢を致すなり。凡そ<br>
                警護貢使の往来は皆な護するなり。<br>
            冊封                      たま<br>
○凡そ外國を封するには必ず之に詔勅を錫ふなり。<br>
                              たま<br>
初めて内附すらば、則ち之に印を錫ふなり。皆な<br>
 そ      天子がいつくしみの心から与える賜物               冊封使<br>
副ふるに恩齎             を以てす。凡そ封使は<br>
    天子の特旨による任用  うけたま                費用と護送<br>
皆な特簡      を奉  はるなり。儀服・資護 は、<br>
それぞれ 給予          等級                        おく<br>
各   予するに其の等を以ってするなり。使者に餽<br>
りものをおくる                        辞退<br>
       することあれば、受けるを辭するに必ず禮<br>
                 冊封使<br>
を以ってす。若し封使なければ則ち勅印を其の歸<br>
使に授けて之を封ずるなり。<br>
                        それぞれ<br>
○凡そ中外の商人に許すに各  其のある所の市を以ってするも、其の禁令を頒つなり。凡て難夷に<br>
  それぞれ        救  助<br>
は各  加ふるに拯濟を以ってして而して之を遣すなり。（「欽定大清會典・巻三十九、主客清吏司」〇四〇七〜〇四一三）<br>