主稿   [文案を起稿する官員]
   主稿:即主辧文案擬稿的官員
   @清制、凡由数箇機構共同協議的文 書和奏稿、通常由某一主管機構的 負責人執筆擬訂、以明責任、其執 筆者即謂之主稿
A清六部各司中承辧撰擬本部公文・ 奏折者、亦稱主稿(「中國歴史官制詞典」)
原稿を作る
主稿は即ち主として文案の擬稿を
取り扱う ところの
辧ずる 的 官員なり。
@清制、凡そ数箇の機構が共同して 協議する文書と奏稿は、通常は其     の一の主管機構の責を負ふ人に由   りて執筆して擬訂し、以て責任を 明らかにすなり。其の執筆者を則 ち之を主稿と謂ふ。
A清、六部の各司中にて、本部の公 文・奏折を撰擬するを承辧する者 も亦た主稿と稱う。
○「歴代寶案」の例
@「伏候察核具題、至此案、應請撫憲主政合併聲  明、等由」(「歴代寶案」五五九一)
しさいに實を考察 ま
@「伏して察核  せられ具題せらるるを候たん。
なおまた もとめ至、此の案は、應さに撫憲の主政[に擬稿するよう]請 ら
申し上げま
れるべし。合併して聲明 す。」
A「再、此案、應請撫憲衙門主稿、合併聲明」
          (「歴代寳案」五〇六一)
なほまた
A「再、此の案は應に撫憲衙門の主稿に[文案を擬稿するよ
もてめ 申し上げま
うに]請 られるべし。合併して聲明 す。」