巡城御史

○北京城は中城・東城・南城・西城・北城の五城に分かれ、各城に巡城御史満漢一名がいた。巡城御史は屬官を率いて常に一城の中を稽察し、警察任務を遂行し、城内の裁判事件を審理し、杖罪以下は自ら判決を執行した。邪教妖言を宣伝するも

のを逮捕するのもその役目のひとつであった。

(「イエズス会士中国書簡集2・雍正編」一四〇注二七、『東洋文庫・平凡社』)