掌儀司
○内務府所属の掌儀司は祭司・招宴・礼儀・楽舞
等を担当するが、琉球使節が北京で内廷招宴に招待されたり、皇帝に謁見した記録は、この掌儀司の呈稿[呈稿は内務府所属の各堂・各司の官吏が総管内務府大臣宛に上呈した各種業務報告である。]から見いだすことができる。現存する掌儀司の呈稿は乾隆期から宣統期までの一万千余件である。(「歴代寶案研究・第2号」「明清档案と中琉関係史料の構成について」)