ま い
○也た詔書・詔旨・詔令等と称う。文書の名称。
 こ
是れ皇帝専用の命令文書の一つなり。始めて『尚
制度
書・誓誥』に見ゆ。秦漢の時に制を定む。凡そ皇

帝の命令を詔と称い、後世は之れに因る。清代には皇帝が大政事を臣民に布告し彝に憲を垂示する時有るに遇ふに在るの時に使用するなり。皇帝の
たてまつ
即位・親政・尊號を上  る等のときには、均しく天下に詔告するなり。皇帝の監絡にも亦た遺詔有
よ 作 成 押印
り。詔書は内閣に由って撰擬し、は”皇帝之寶”を用いるなり。刊刻して全国に頒行する者は謄黄と為す。(朱金甫)(「中国歴史大辭典・清史(上)」二五〇頁、原中文)