照會
○文書の名称。
@清代に地方衙門にて使用する所の平行文の一つなり。經略が將軍・督撫に行文し、総督が総兵に行文し、提督が司・道・運司に行文し、総兵が府・廳・州・縣に行文し、総兵が非所轄の副将に行文し、駐防副都統が非所屬の副将に行文し、副将が州・縣及び非所轄の都司・守備に行文し、都司
など
・守備が非所轄の千総に行文する等のときは、皆な照會を用いるなり。
A清政府と外国政府とが交渉往来するときの外交
中国 英国文書なり。道光二十二年(一八四二)に中と英とは”南京条約”を規定し、以後両国の往来する文
こ よ
件は均しく照會を用いるなり。此れに従りて照會

は清政府と各国との間の正式の外交文書と成為れり。(朱金甫)(「中国歴史大辭典・清史(上)」五三二頁、原中文)