申送
○批式(申送、管解、迎接するには、倶に批を用ひ、迎接には紅批を用ふ)
とりあへず つか
 某の衙門、某の事の爲にす。除外 今本役を差はして、後項の行文を管齎せしむ。本月の某日を
ススミユカ定限し(定限本月某日\標)、某の衙門臺下に前赴
モウシテサシダ
しめて、告投 せしむ。批廻を守候するものなり。
すべ
須からく批する者に至るべし。
イップウ お
  計 管齎の公文一角(角の左側に于ひて、一
要点 かきしる
封の字を\寫し、略をば開し、空白の二
も おく
字を\寫す。如し、銀を解るの批ならば、
ヒトツヒトツ お
逐項 の銀數の上に于ひて印を用ふ。)
このとほり
   右批は、某の人を差す。准此 にせられたし。
年   月    \填小日 日
(「福惠全書・巻之四・濫C部」五十九頁)