○文書の名称。漢代より始まるも、清代には臣工が皇后に進呈する奏賀の文書なり。凡そ元旦・冬
誕生日 あ ある あ至及び皇后の宸誕 に遇い或いはその他の慶典に遇
まさ たて
えば、臣工百官は應さに皇后に箋もて祝賀を上ま

つるなり。箋内の文字は、例として翰林院 に由っ
作  成 よ
て撰擬して、内閣大学士に由って奏定する四六駢
な むねのとおりおこな
体の文と為す。中外に頒布して遵行 うこと全
まさ したた
て一律に属するなり。其の應さに箋文を具 める官員及び箋文を之れ遞送し、正副の箋文を之れ装幀
など
する等については、均しく表文と相い同じなるべし。(朱金甫)(「中国歴史大辭典・清史(上)」四六八頁、原中文)