廳營    [廳は福防廳のことで、海防同知の詰める役所、營は福州城守營のこと]
                       (「歴代寳案」一五九三)
○  「歴代寶案」の例
@「今將該廰・營査驗縁由、及び准該國咨文備叙 轉詳」(「歴代寶案」一六四八)
福防廳 福州城守營 しさい 受
@「今、該廰・營 の査驗の縁由、及び准けとり
琉球國 したため とり 詳文を差し出
たる該國の咨文に、備叙て 轉ひで詳 せられん
もっ
ことを、とあるを將て、貢使向英等の京よりfに
か ま まさ とも
回へるを挨ち、應さに接貢人員と同に、康熈四十
いた
九年の夏至の風ケの期の届るのときに於いて、[接
ゆる貢使臣が]来る所の原船に坐するを聽し、二次存留官伴
とも
と及に一齊に遣發して歸國せしむべし。」