勅命
○文書の名称。清代の、外藩の覃恩・封贈の六品以下の官員及び世爵の襲次有る者を勅封する憑証
よ 作  成
の文書なり。勅文は翰林院 に由って文式を撰擬し、内閣大学士が奏して定まり、錦軸の上に書くなり。軸柄には玉飾・犀角飾・黒牛角飾の別有り。事に

因り追奪し或いは絶嗣に非らざれば、例として交

還せざるなり。(朱金甫)(「中国歴史大辭典・清史(上)」四四三頁、原中文)