呈文   [人民から官庁へまた下級官庁から上級官庁へ提出する文書]
(「中日大辭典」)
○文書の名称。上行文。宋代より始まる。時に”
い呈状”と称う。清代には沿用し、呈文と改称せり。
凡そ織造・關監が戸部に行文し、提督・總兵が兵部に行文し、道府以下が直接に六部に行文し、布

政使・按察使が軍機処に行文するには、均しく此の文を用いるなり。六科が都察院に上行し、六部
ま これ  こ
の各司が堂官に対しても亦た之を用いるなり。此
の外、京中の各部院衙門の下級官吏が上級官吏に
また これ
対して事件を報告するにも亦た之を用いるなり。 (朱金甫)(「中国歴史大辭典・清史(上)」二三六頁、原漢文)