呈報
呈報:向上遞送的意思。下級機関或人民向上     級報送的文書中、表示本文書報送上級 的用語。如”理合呈報鈞長鑒核”
(「歴史文書用語辭典」)
鈞座:貴下、閣下(「中日大辭典」)
鈞長:「中日大辭典」により鈞長に貴下、閣下の意味があると考える。
鑒核:しらべる。詮議する。下級機関が上級機関の決定を仰ぐときに用 いた語(「中日大辭典」)
○「歴代寶案」の例
@「詳請委官同來使齎解、挨至期ネ文呈報」
    (「歴代寶案」一六八四)
詳文もて こ
@「[福建等處承宣布政使司は]詳 請ふべき委官と來使[をして進貢
物を]齎解[し進京]せしめることにつきては期の至
ま べつ
   るを挨ちて[この詳文とは]ネに文を[そなえ]呈報せん
A「詳請委官同來使管解進京、除至期ネ文呈報外」
      (「歴代寳案」一六二五)
詳文もて こ
A「[福建等處承宣布政使司は]詳 請ふべき委官と來使[をして貢物を]
管解し進京せしめることについては、期の至
べつ
るをまちて、ネに文[をそなえて]呈報せんことを除
ほか
くの外云云」
B「倶經呈報、先後奉行吊入内港安挿」
 この句には省略部分がある。補って訓むと次の如くになる。
B[福建等處承宣布政使司は琉球の接貢船が怡山院地方に到着したとのf安協・福防聽の移報・申
とも すで 呈もて報告報を受けとって]倶に經に[督撫に]呈報 せしところ、
受け玉
先後して、[督撫より憲批による指示を]奉 はりたれば、[福防
申付け
聽に]行 たるところ、内港に吊入して安挿し云云」と
(参照:據報到司)