内務府造辧処活計清档
○内務府の簿冊類档案には、「内務府造辧処活計清档」がある。これは、雍正朝から嘉慶朝初期までのもので、年毎に一冊或は数冊が存在する。また別に「旨意題頭档」という嘉慶朝から光緒朝までの档冊もある。この二種類の档冊には各国の進貢物、各国国王への賞賜物の名称と数量が詳細に記載されている。これは中外関係史を研究するには重要な史料であり、中琉関係の記録も比較的まとまっており、進貢の年と日時を手掛かりにして容易に見つけ出すことができる。
(「歴代寶案研究第2号」「明清档案と中琉関係史料の構成について」)