幕友
○奏摺は原來秘密文書であるが、雍正自ら著しく秘密でな奏摺は他人に代筆させても構わぬと申渡
していることもあり、此に胥吏に非ざる胥吏、士大夫的な胥吏ともいうべき幕友の活躍する分野が開けてきた。幕友政治は雍正から乾隆時代を頂點とし、その後次第に堕落しながら清朝末年まで繼
續した。この胥吏の學問とも言うべき吏學の外に、幕友の學問としての幕學なる名称が發生した。これも奏摺政治の一影響である。(「雍正\批諭旨解題」)