百總      [清代の漕運の運営機構を明代のそれとくらべると、清代の糧道は明 代の把總官にあたり、清代の衛所の守備・千總・百總は、明代のそ れの指揮・千戸・百戸に相当する。(「中國社会經濟史語彙」)
委任
●百總に委して館を看せしめられんことを請ふる呈
いつく
 具稟す。琉球國存留通事△等、遠人を柔 しみて
こいねが
以って館驛を全きならしめられんことを懇 ふ事の爲めにす。
さき 千  總
 切に、△等、向に副老爺の天恩を蒙り陳百總をして[琉球館驛を]巡査せしめたれば一應に間雜人等が敢
すすみい
へて驛に進 り騒擾せざるなり。今、陳百總身故
すすみい
したれば、誠に營厮は[間雜人等が]館に進 り騒擾して樓板を折りて什物を盗むことを知る無く以って阻
こいねが
止し難きを恐るるなり。□爺に叩乞ふに、始終恩

を同じゅうして百總を寤マして巡視せしめ以って
も いつく
館驛を全うし、以って遠人を柔 しむれば、恩は二天に同じなり。切に稟す。
康熈△年△月  日  稟す。(「呈稟文集」第十二号文書)