奏准に由り、原奏を鈔録して部に咨す。其の各國
禮部
の貢使が京に至らば、部により崇文門に行文して
荷 物 調べ明らかに 規定通りに受取ら
監督せしめ、行李を驗明 して照入 せしめ、
次の日に於いて具奏せしむるなり)
(「欽定大清會典」巻三十九・主客清吏司0408)
f中
まま ま
○f中に雪なし。然れども間十餘年に亦た一たび
これ
之あれば則ち稚子里児は奔走狂喜して以って未だ
おも
始めより見ざると爲すなり。余憶ふ、萬歴戊子二月初旬、天氣uに寒し、家中に諸弟妹を集め火を
そな かきがら くら には
搆へて蠣房 を炙て之をリふ。俄かにして而して雪
わた こ
花零落して絮の如し。數刻を逾へて地下深きこと
あつ  つ
幾六七寸なり。童子争いて[雪を]聚めて鳥獣を爲くり、盆中に置きて戯楽す。故老の云う、數十年未だ之を見ざるなり。嶺南に至りては絶へて無けん矣と。柳子厚が韋中立に答ふるの書に云う、二年の冬大いに雪ふる、嶺を踰へて越中の數州に被る、數州の犬、皆な倉皇として噬吠し狂奔すること累
まさ いつわ
日なり、と。此の言は當に誣 りならざるべし。
(「五雑組巻一」)